こんなん書きました。

日々の雑感をつらつらと。あるいは手に入れたアイテムのオススメなポイント、運用方法などをご紹介してみたり。

格安、そして激しく明るいLEDランタンを買った。

うちで使ってるメインマシンのデスクトップPCは、フルタワーと呼ばれる高さ60cmくらいのケースに入れて組んである。
この高さになると、机の上に置いて使うのは現実的ではなく、床に直置き、机の下に設置したほうが使いやすい。
ケースが大きいと中が広くていろいろいじりやすいのはいいのだが、そうは言っても机の下だし、背面パネルに刺さったケーブル類をあれこれしたりと、物理的な作業には手元がとても暗くなってしまうのが難点。
 
こうしたときの光源は、懐中電灯みたいなものよりも、ランタンのように広く照らすものが便利だ。
今まではジェントスの「EX-757MS」っていうスグレモノのLEDランタンを使っていたのだけれど、これが先日、衝撃の壊れ方で臨終してしまった。
もとよりランタンとか懐中電灯とかヘッドライトってものを無性に欲しがる性癖があって、普段はそれを必死に押さえ込んでいる。
が、なんということでしょう。
新たな品を購入に足る理由が生まれてしまったではないか。
いや、壊れたもの以外にも、LEDランタンを持ってはいる。
しかし壊れてしまったランタンのリプレイスとして考えると、大きくて邪魔、その割に暗い、今どき電池が単一形、などなど、すでに否定的な理由を十分すぎるほどに見つけてあるのだ。
 
毎年恒例となっている釣り友達との集まりのため、芦ノ湖キャンプ村のコテージで迎えたとある日曜日の朝。
午前4時には目が覚めてしまい、ふとスマートフォンを見ると、前から気になっていたLEDランタンがAmazonのタイムセールに突入したという知らせが入っているではないか。
芦ノ湖キャンプ村って、コテージの辺りは電波状況が悪く、特にベッドルームはときおり繋がる程度で、ほぼ圏外。
なのに、なのに。だ。
タイムセールのお知らせをチェックして、念のために同様の商品がタイムセールでお買い得になってないかを確認し、Amazonのアプリで当該商品を開き、カートに入れ、精算、と、通信速度が激遅ではあったものの、ここまでの一連の操作がさして苦もなくこなせてしまった。
これも縁、ということか。

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購入したのは、このランタン。似たような、というか、実質まったく同じ製品がAmazonに腐るほど売られている。

そんなこんなで、新しいLEDランタンが、やってきた。
しかも、同じものが2個。
だって、2個セットの価格なんだもん。
セット、というところがまず意味がわかんなくてよいのだが、ふだんは2個あわせても2000円っていう価格設定。
さらにタイムセールだったので、買値は1500円でおつりが来るほど安い。
1個750円以下だ。
いそいそと箱を開け、単三形のエネループ×3を詰め込んで、ぱっかーんと上部を最大限に引き上げた。

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全開状態。明るい。とても、明るい。

……なめてた。
500ルーメンていう商品説明を読んではいたけど、正直、なめてた。
縦に並んだ3列のLEDで120度ずつ、360度をカバーし、本体上部を上に引き上げると電源が入る、という構造。
電気的には光量を変えられず、光源部をどれだけ引き上げて露出させるか、という非常にアナログな方法で明るさを調整する機構になっている。
おそらくは3列トータルで500ルーメン、ということだろうが、それにしても全開にすると、1.2Vのエネループ×3の3.6Vでさえ、直視できないほどに明るい。
単三1本で1列分のLEDを担当している、と考えると、連続点灯が10時間って本当かなぁ、って思わず疑ってしまう。それほどの光量だ。

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光源部をどの程度引き出すかによって、明るさを無段階で調整できる。

樹脂を成形する際に金型の合わせ目にできるパーティングラインがはっきりくっきり出ていたり、矯めつ眇めつすれば成形時にできた表面の荒れをそこここに発見できたりはする。
この辺りは中国製の格安品にありがちな特長と言える。
しかし、ごくごく微細なレベルだし、もちろん実用上で問題になるようなものではない。
ただ、これはカスタマーレビューでも報告されていたことだが、「防水仕様」と謳っている製品でありながら、電池ケースの周囲などにパッキンがまったく見当たらない。
この点ではまったく信用のおけない製品だ。

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パーティングラインもくっきりだし、細かい部分まで見て行くと、けっこう成形が粗い。

……と、そうこう眺めまわしているうちに、2個のうち1つの反射板に、焦げて変形したような部分を発見してしまった。
何より価格をかんがえれば、その程度の不具合、なんていうことはないのだ。
実際、放たれる光にまったく影響はないレベル。
とはいえ、やはり歴とした初期不良ではある。
一応、写真に撮影して販売元に連絡を取ってみたところ、代品を送ってくれる、とのこと。
このスピード感もまた、中国製品格安販売店ならではの素晴らしさだ。
購入時にコンビニ受け取りにしていたために受け取り拒否にあい、手元に来るまでに若干の手間と時間はかかったが、結果として、不具合のあった品を返品する必要もなく、代品を手に入れることができた。

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反射板に焦げて変形したような部分があり、この写真を販売店に送ってみた。

今、Amazonではこうした中国製の電化製品やデジタル系のガジェットなど、あらゆるジャンルのアイテムを格安で売りに出しているショップがいくつもある。
今回購入したランタンも、そっくりのもの、おそらくはほぼ同じものがいくつも売りに出ていて、今回購入したものより遥かに安い設定、通常価格で2個1000円以下、なんていう店もある。
なぜもっと安いその店を選ばなかったか、というと、販売点としての評価にマイナスがけっこうついていたから。
これだけの低価格で販売している以上、歩留まり、つまり初期不良として製品を弾くようなことをしていたれる余裕はない。
つまりはある程度の初期不良は覚悟して買う必要がある。
ただ、そうした初期不良の品を引いてしまったときに、販売点がどういう対応をしてくれたかを、ユーザーの評価からきちんと見ておくことが大事。
ちゃんと交換などの対応を取ってくれる店を選ぶことが、結果的に「安物買いの銭失い」となる危険を減らす、ひとつの方法なのだ。
 
でね。
当然と言えば当然、なのかもしれない、が。
2個セットのうち、不具合があったのは、うち1個だけ。
それをきちんと報告したのだけれども、届いた代品は、2個セットだった。
つまり、手元には同じランタンが4つも届いたことになる。
さらに言うと、だ。
実は代品として届いたランタンの2個のうち1個は、やっぱり同じように反射板に焦げが見受けられた。
どうも製造工程に問題を抱えているらしい。
前述のように実使用に問題はないから、さすがにもう連絡はしないけどね。
 
耐久性など、これから見えてくる問題もあるかもしれない。
特に連続点灯時間に関しては、かなり大きな疑問を抱いている。
耐久性に関して言えば4個、いやすぐに1個は人にあげてしまったので、現在は3個だけれども、これだけあれば、バックアップは十分。
それに、今のところ、その明るさや使い勝手には非常に満足している。
2個で1500円、いや、2000円だったとしても、おそらくは同じくらいの満足感が得られたと思う。

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2個でも十分、もとの取れる価格だとは思う。