こんなん書きました。

日々の雑感をつらつらと。あるいは手に入れたアイテムのオススメなポイント、運用方法などをご紹介してみたり。

養沢毛鉤専用釣場へ行ってきた&SOTO「レギュレーターストーブ」の話。

この季節になると、無性にある場所へと行きたくなる。
あきる野市にある養沢毛鉤専用釣場だ。

yozawa.jp
GHQの法務部で働いていたトーマス・ブレークモアという人が1955年6月に開いた、その名の通り、毛鉤専用の管理釣場で、リールを使う西洋式のフライフィッシングか、和式のテンカラと呼ばれる毛鉤釣りしか許可されていない。
東京都内とは思えないとてもとても雰囲気のいい里川を利用したこの釣場は、全長約4kmほどもあり、ニジマス、ヤマメ、ブラウントラウト、ごく希にイワナ、なんかが釣れる。
その魚影の濃さはクリアな水質も手伝って、偏光グラスなどなくとも一目でうじゃうじゃと泳いでいるのがわかるほど。

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何年か前に放火され、建て直された管理事務所のログハウス。実は放火された日にもここで釣りをしていた。自分たちが帰った数時間後に燃え落ちたと報道で知り、けっこうショックだった。

有名どころ2か所ほどに行った結果、管理釣場という施設に対して私が抱いていたかなりのマイナスイメージ。それを一気に払拭してくれたのが、この養沢毛鉤専用釣場という場所だ。
川だけでなく、沿岸の集落も含め、この養沢というエリア、何しろ雰囲気が本当にいいのだ。

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この日の開始早々に釣れたのはヤマメ。 ニジマスのほうがはるかに絶対数が多い釣場なので、これがうれしい。

連休の前半に、私と同じかそれ以上に大人げない釣り友達の大谷さんと行ってきた。
釣場に着いたのは7時頃。のんびりと準備をはじめて、まずは管理事務所前から釣りを開始した。
川幅はさほど広くないので、フライのキャストが下手な私でも釣りにはなるのだが、昨日はテンカラで行くことにした。
大谷さんはもちろんフライ。
すぐに私の毛鉤をヤマメが咥えてくれた。

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天気が良く、新緑が目にまぶしい1日。のどかな里川での釣りはホントに楽しい。

この釣場は前述のようにいろんな魚が釣れるが圧倒的に数が多いのはニジマスだ。
ヤマメは絶対数がニジマスより少ない上に警戒心が強いため、ほとんど釣れない日もあるだけに、そうそうにヤマメが見られたのはうれしい。
午後からは同じく釣り友達の安藤さんも合流し、日暮れまでまる1日楽しんだ。
ヤマメ1に対してニジマスが2くらいの割合で、トータル19匹、かな?
遊んだ、遊んだ。

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午前中はライズが完全に途切れるようなことはなく、飽きない程度にぽつぽつと釣れた。

ちょっとだけ悲しかったのは、ブーツウェーダーに穴が開いていて、左足だけ水浸しになってしまったこと。
渓流ではウェーディングシューズ+ストッキングウェーダーをメインに使っているけれど、準備が素早くできるうえ、地方へ行くときなんかには荷物を減らせるブーツウェーダーはやっぱりひとつ持っておきたいところ。
近いうちに買い直そう。
あくまでもバックアッパーなので、安いのでよいが、でも防水透湿素材でないと辛い。
穴が開いてしまった今のものと同様に、次もPROX製品を選ぶことになりそうだ。

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この養沢毛鉤専用釣場では「標識ヤマメ」と呼ばれる、アブラビレが切り取られたヤマメを釣ると、記念のピンバッヂがもらえる。のだが、未だにお目にかかったことはない。

ちなみに昼は管理事務所前、はらはらと花びらが落ちる藤棚の下で、お湯をわかしてカップ麺を食べたり、コーヒーを飲んだりと、かなりまったり。
大谷さんも私も午前中にそれなりに釣れたので、血走っていた目がだいぶ人間に近づいていたからだ。
私が愛用しているのは、SOTOの「レギュレーターストーブ」。
これに「レギュレーターストーブ専用アシストセット」を組み合わせ、CAPTAIN STAGの「キャンプ用 ケトルクッカー 14cm 1.3L M-7296」という製品を組み合わせている。
「レギュレーターストーブ」はカセットコンロ用のボンベが使えるコンパクトなストーブで、けっこう人気の品。
嵩張る割に熱量が低いのがカセットコンロ用ボンベの欠点だが、そのかわり、ホームセンターやコンビニ、スーパー、ドラッグストアと、どこでも買えるのが魅力。
私は登山をするワケじゃないし、使用頻度もそう高くはない。
ボンベが多少嵩張ってもランニングコストが低く、燃料調達が容易なこの製品こそ求めていた製品で、実際にとても便利に使えている。

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昼食は管理事務所前の藤棚の下で。藤の花も終期で、はらはらと散り始めていた。外で食べるカップ麺てどうしてこう美味しく感じるんだろうか。

「レギュレーターストーブ」を買うなら、ついでに前述の「~専用アシストセット」も購入するべき。
何よりゴトクの滑り止めと、熱くて持てなくなることを防いでくれる「アシストグリップ」がえらく役立つ。設置したときの安定感が段違いによくなるのだ。
また、点火レバーの使い勝手を向上させる「点火アシストレバー」も便利だ。
「~専用アシストセット」は、これら2品にレギュレーターストーブを収める丸型の「アシストポーチ」を含めた3品で構成されている。

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この日釣れた魚は大きくてもこれくらいのサイズ。でも、これくらいのニジマスになるとけっこう引くので、テンカラの竿だとかなりスリリングな釣り味が楽しめる。

ただ、注意しなければならないのは、「アシストグリップ」を装着してしまうと、別売のオプション「SOTO レギュレーターストーブ用 ウインドスクリーン ST-3101」が取り付けられなくなってしまう、ってこと。
謎なのは、オンラインストアナチュラムでは、「~専用アシストセット」にその「ウィンドスクリーン」をセットにしたものも販売しているんだよね。
ケースによって使い分けられるように、といえば聞こえはいいんだけれど、シリコンゴムのゴトクカバーは、一度つけちゃうと外すのはかなり大変。
ましてやさらに着け直すのはさらに一苦労。
つまり、使い分けなんて実質的に無理なのだ。
ウィンドスクリーンは専用でなくとも優れた商品がたくさん販売されている。
個人的には「アシストグリップ」を優先させるのが得策だと思う。

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管理事務所からほど近い場所にあるバス停。2~3年前に新しくなってふりがなが振られてしまったが、知らないと「どたばた」って読んじゃうよね。写真にもある通り、正しくは「ぬたばた」。

ひとつ付け加えておくと、「~専用アシストセット」のうち、「アシストポーチ」だけは使用していない。
なぜかと言えば、本体付属の収納ポーチに入れた「レギュレーターストーブ」は、前述の「キャンプ用 ケトルクッカー 14cm 1.3L M-7296」にぴったり収まってくれるから。
「アシストポーチ」を使わないほうが、結果的に荷物がコンパクトになるのだ。
さらについでに書いておくと、「ケトルクッカー 14cm 1.3L M-7296」も個人的にはアタリな製品。
私の場合、「レギュレーターストーブ」にさせたい仕事といえば、お湯を沸かすのが主になる。しかし、ケトルではお湯を沸かす以外の仕事、たとえばレトルト食品を温めたりといったことが難しい。
かといって、鍋の類いでお湯をわかすと、コーヒーを淹れるときにドリップバッグなどに注ぎづらい。
さて、どうするか、と悩んでいたら、こんなぴったりの商品が見つかった、と。
しかもまるで測ったかのように「レギュレーターストーブ」が中に収まるという、うれしいオマケの要素もあった。
 
SOTO「レギュレーターストーブ」と「ケトルクッカー」は、最近の外遊びでは欠かせないアイテムになってきた。

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日が暮れて暗くなるまで竿を振り続けた。遊んだ、遊んだ。