こんなん書きました。

日々の雑感をつらつらと。あるいは手に入れたアイテムのオススメなポイント、運用方法などをご紹介してみたり。

味覚と嗅覚、遺伝子の話。

記事からは「猫」だけなのか「ネコ科の動物全般」なのかがいまいちハッキリしないが、猫は甘味が感じられないんだそうな。

gigazine.net
味覚とか嗅覚って、遺伝子の影響をけっこう受ける。
猫が甘味を感じられない、というのも持っている遺伝子から証明された話であるようだ。
 
これはもちろん人間にも当てはまる。
たとえば、アスパラガスを食べた直後って、その代謝物で直後の尿はものすごく独特なニオイを発する。
ところがこれ、ヨーロッパではどうやら1890年代から「臭う」「臭わない」と論争になっていたらしい。
なんでそんな論争が起こっていたか、といえば、その人が持っている遺伝子によって、そのニオイを感じられるかどうかがきっちりわかれてしまうから、なのだ。
このニオイはけっこうはっきりとしたもので「臭う気がする」とかっていう中途半端な状態がない。それがまた、論争に拍車をかけたんじゃないだろうか。

diamond.jp 
このアスパラガスを食べた後の尿のニオイ、日本ではあんまり話題になってこなかった気がする。
まぁ、尿のニオイの話なんて、日本人の気質的にあんまりしないよね。
前述の記事は2016年に発表されたアメリカでの研究論文をベースにしていて、そこでは“男性の58%と女性の61.5%が「アスパラガス嗅覚障害」の持ち主だと判明”とある。
つまり、そもそもが男女ともに半数以上がこのニオイを感じ取れないということになるわけだ。
しかも、どうもその後の研究でこのニオイを感じ取れる遺伝子がはっきりと特定されたらしい。
 

genequest.jp  
このページを見ると、「アスパラガスを食べた後の尿には独特な臭いがあると感じる人が約20%いるとされています」とある。このサイトの性格上、「日本人では」ということだと思うんだけれども、2割の人しかこのニオイがわからないみたい。
2016年の論文に出てる数字の、さらに半分。
つまりはこれが日本でこの件が話題に上らなかった理由のひとつかもしれない。
日本ではニオイがわかる人のほうがかなり希少なのだ。
 
ちなみに私はこのニオイがわかる人。
もうひとり、ニオイを感じられる人を知っている。高校時代の級友だ。
高校のときにトイレの後にそう言ってたことを今でも覚えているので、間違いない。