こんなん書きました。

日々の雑感をつらつらと。あるいは手に入れたアイテムのオススメなポイント、運用方法などをご紹介してみたり。

こんなん書きました。
バーミキュラ本社の取材記事、後編。
前編ではバーミキュラというブランドの成り立ちと特長を中心に紹介した。
後編である今回は、同社の新主力製品「オーブンポット2」の発売によって可能になった「リクラフトプログラム」を掘り下げている。
 

バーミキュラのサポート戦略 顧客の鍋を「造り直す」その真意:日経クロストレンド(この記事は2024年4月17日 10:32まで無料登録せずに読めます) 

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/01429/?gift=ukIzJKalpuHxs9KNSlMiIWbIQ1qjAC2JxilQU%252Fo2M1g%253D&n_cid=nbpnxr_gift

xtrend.nikkei.com

 
自分が使っている製品を返送してホーローコーディングをやり直してもらうサービスが「リペアプログラム」だ。
「リクラフトプログラム」は文字通り、再度作り変えてもらうサービス。
たとえば初期型のオーブンポットから、オーブンポット2へのリクラフトも可能だし、その際にサイズや色を変更することもできる。
サイズが変われば必要となる素材の量にも増減が生まれるから、リクラフトではリペアのように預けた製品が個別に作り変えられるわけではない。
複数のユーザーから返送された製品をグループ化し、それを再溶解して新たな製品へと作り変えるのだ。
 
バーミキュラの製品はただの鋳鉄でなく、複数の素材を配合して作られている。
それぞれの素材の分量や配合する順番などには厳密な決まりがあり、それを外れると不良品の山となってしまう。
原材料や電気料金の高騰からの値上げに対してユーザーから届いた意見をきっかけにその製品づくりの根本を見直すことで、素材の配合などのルールを改善。
素材の再利用などを可能にすることでコストを下げ、値上げから一転して今度は値下げを実現。
さらにそこからリクラフトの可能性を引き出した。
 
一般的な企業だったら「値上げやむなしとして決断したことだから」と届いたユーザーの意見を一蹴してしまうことが大半ではなかろうか。
この「立ち止まって企業が自らの足下を見直す」ことがどれだけ難しいことか。
さらりとやってのけ、さらにこれが新たな主力商品「オーブンポット2」の誕生にもつながるというところにドラマを感じる。
リンクを貼った後編の記事では、その辺りのことを書いている。
 
バーミキュラの製品を買うならば、オーブンポットもフライパンも、ぜひ実演を見るか、自ら体験してみてから買うのがおすすめだ。
特にフライパンはコーティングのフライパンではタブーとされてきたようなことがマストで求められたりするので、実際に見て納得した方がより上手に使いこなすことができるはず。
その「体験」ができたのが名古屋のバーミキュラビレッジだったり、代官山にあったバーミキュラハウスなんだけれど、残念ながら代官山は移転のため休業してしまった。
どこに行くかはすでにほぼ決まってはいるものの、その移転先の事情で詳細はまったく情報を出せず、ただその時期だけを「2025年夏」としている。
ただ、バーミキュラの公式サイトにある取扱店リストを見ると、「認定スタッフ常駐店舗」が示されている。もしかしたら、それらの認定スタッフがいる店舗なら体験してからの購入ができるのかも。

www.vermicular.jp