先日のことだけれども、西武線鉛線を舞台にした謎解きイベント「WEST CODE ~鉄道で巡る秘密の宝の物語~」に参加してみた。
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基本的に参加費は無料。西武線の各駅で配布しているパンフレットを入手すれば、すぐに参加することができる。
ただ、問題を解くには実際に西武線のいくつかの駅へ行き、改札を出てそこにあるものを手がかりに謎を解く必要がある。
そこで、西武鉄道ではこの謎解きイベントに参加するための1日フリー乗車券を発売している。西武池袋線と西武新宿線、さらに多摩湖線やら国分寺線まで含めたすべての駅で乗り降りし放題。価格は900円。
このフリー乗車券、べつに謎解きに参加しなくても誰でも買えるところが素晴らしい。そう考えるとえらいお得な価格設定だと思う。逆に、謎解きをやるのにこれがないと電車賃がけっこうかかってしまうので、そういう意味では実質的に900円が参加費ってことになる。
私も駅の自動券売機でフリー乗車券を買ってから謎解きを開始した。
この謎解きには、
新の書
宿の書
池の書
袋の書
と4つのコースが用意されている。
西武新宿線で2コース、西武池袋線で2コース、というわけだ。
それぞれ小冊子を読むだけで、まずどの駅に行き、何をすればいいのかがわかる。4つともまずは解いてみて、いちばん行きやすいところへ行くのがいいだろう。
ちなみに謎が解けた人はプレゼントの応募資格がもらえる。
どれかひとつのコースを解きさえすれば応募の資格は手に入る。ただ、すべての賞品への応募資格を手に入れるためには、4コースぜんぶを解き、そのうえでもうひとつの最終問題をクリアしないとダメ。
自分がどの駅から電車に乗ってどのコースを解くかにもよるけど、ひとつのコースを解くだけなら、たぶん1~2.5時間ってところで解ける。
私はぜんぶを解くのに6時間ほどかかったと思う。
ただ、行った先々の駅で買い物したり、休憩したりって時間も含めてのことなので、早解きを目指すなら、もっと短縮はできるはず。
以前やった「コンビニナゾトキ CASE01 何故スカーレット婦人は消えたのか?」に比べるとそれぞれの問題は少しだけカンタンだったけれど、今回のは移動距離がけっこうあって、そこがまた別のおもしろさにつながっている。
うまいのはその駅にあらかじめ設置されているオブジェだったり、掲示物だったりを謎の一部として使用している点。
それぞれの駅にはこの謎解きのために改めて追加したものはないのだな。
「コンビニナゾトキ」のときは、専用のポスターが貼ってあったりしたけれど、今回のほうが問題としてよくできていたと思う。
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いや、「コンビニナゾトキ」は小道具がいっぱい登場して、あれはあれでおもしろかったんだけれども、あえてそれとは違う謎を用意した感じがいい。
で、今回もまた、最後の謎に用意されたどんでん返しみたいな部分がすごくよくできてた。
「コンビニナゾトキ」の経験があるから「タカラッシュの謎解きはそう素直には終わらない」と身構えていたけれど、やっぱり、って感じ。
最後の問題がすぱぁっと解けた瞬間の開放感はなんともいえないものがあったよ。
けっきょくノーヒントで最後まですべての問題を解くことができた。
もっとも、これは2人で挑戦したから、という気もする。
行き詰まったときに互いの発想の違いがクリアにつながった、という局面がけっこうあったからね。
今まで2つの謎解きに挑戦してみて、どっちもとてもおもしろかった。
ちょっとほかのイベントにも積極的に参加してみようか、なんて気になっている。